蝶@徳島

いつもなら

この時期は、ノリウツギにイチモンジセセリなんかがワサワサ集まっているような景色があたりまえなんだけど、今年はぜんぜんいない。7月頭までは、そんなに違和感を感じるような状況はなかったのだけれど・・・。 たまたま、私の行っているポイントだけがそ…

7月半分動けなかったけど、ギリギリ

間に合った今年のオオムラサキ。 今年は雨が少なかったためか樹液の出が悪く、全体的に集まる虫の数が少なかった。 スギタニ型のメス。初めて見た。 オスは3頭のみ。翅の擦れ方で個体識別できるので、今年は本当に3頭しかいなかった。何回か現地に行ったが、…

3年ぶりの

メスアカミドリシジミ。相変わらず個体数は少ないが、今年は飛んでいてくれた。 前週には影も形もなかったのに、たった一週間でどの個体も既ににスレてしまっている。 それにしても、相変わらずフレンドリーで、ずーっと目の前で飛んでいてくれた。 11時ごろ…

今年も

アイノの季節がやってきた。 毎年のお約束で飽きもせず見に行っている。まあ、花火みたいなもんだ。 今年は梅雨明けが早かったためか、既に擦れた個体が多い。 たまにこんなのもいたが、光の角度ががいまいちで発色が残念。 メスアカを待っていたが見られず…

水色

そこにじっと佇んでいてくれるだけでありがたい蝶その2。 100枚撮っても全部同じポーズだ。けれども、何故かそこにいてくれるだけで満足させられてしまう。 嗚呼、ありがたいなぁ。

今年は羽化のタイミングと合ったのか、地面付近にたくさんいた。一目十頭近くいたのは、かなり久しぶりだ。 そこにじっと佇んでくれているだけで良い。 ありがたいなぁ。

構造色は角度によって全然違う色に見えるので、図鑑写真のような色を出したくて、撮影の時にあれやこれや考えながら、頑張って・・・ こんな感じに全部の羽の色を出したくなるんだけど、 現場では大体こんな色ばかり見ている。 素っぴん顔の私って感じ。

お役所仕事も

結構役に立っているようで、近頃、生き物が戻ってきた場所がある。 徳島県の霊峰高越山。その船窪という場所からの眺望。画像の左1/3ほどに見える、山頂が少し雲に隠れている山が、高さ西日本第二位の剣山。 この保護柵のおかげで生き物たちが帰ってきた。本…

1つ多いのが2つ。3つと4つ!

上翅裏面の眼状紋が四つのクロヒカゲモドキ。複雑に絡みながら繁茂しているカヤの奥に佇んでいた。 こっちは眼状紋が三つのクロヒカゲ。 なんだか、ちょっとだけ得した感じ。

妖しく光る

エゾハルゼミのお腹を眺めていてふと思った。 そうだ。エゾミドリシジミを探してみよう・・・。今年もメスアカは降りてきそうにないし。 で、いそうな谷間を渡るたびにキョロキョロしながら結構走ったら、 いた。 この日だけ、たまたまなのかもしれないが、…

青空とブナの組み合わせは

なんでこんなに瑞々しいんだろう。 ただ、そんな青空は一時だけで過ぎ去り、後は霧と小雨の一日だった。 わずかでも薄日の射す時間があれば飛びだすアイノミドリシジミ。 今年は悪天候続きで、ベストなタイミングに来られなかった。 午前中は、ほとんどが濃…

久々に、今年のウツギの花は

多くの蝶で賑わっている。 特に珍しいのはいないけれども、それで良い。 近場の山で、ミスジチョウがウツギに来ているのを見たのは10年ぶりくらいだ。 寂しい話だけど、それくらい減ってしまった。 低地のウツギはそろそろ終わり。これからは少しずつ標高を…

なんとか今年は

見ることができたカラスシジミ。 徳島県での絶滅危惧種で、かなり局地的にしか発生しないので、飛び始めたという情報が、あっという間に採集者の間で飛び交う。 この日も4人の採集者とかち合った。 満開のウツギの花を捕虫網でめちゃくちゃに散らしながら根…

梅雨入りした。

統計開始以来最も早いのだそう。 日中の徳島は曇りで強風。まあ。そのうち良いこともあるだろう。 今日、ほとんどの蝶が強風から逃れるため、てんでバラバラに飛び去ってしまう中、唯一手元で撮影させてくれたコジャノメ。感謝。

ミヤマカラスアゲハは深山の幽谷にいる

と、私が子供のころに読んだ図鑑の作者が、子供のころに読んだ図鑑にそう書いてあったと書いてあった。 食樹さえあれば海岸にでもいるのだが、そういうこともあって、また、山のほうが色彩が綺麗なヤツが飛んでいそうな気もして、特に、春型を見るときは山の…

洋上遥か沖合で

イルカと戯れるボートを、ぼんやりと見つめたり、 現場にいらした諸先輩方や遠く関東からいらした採集者の方とお話させてもらったりしながら待つこと なんと半日! その全員があきらめて現場を去った後に、やっとお目見えしてくれたミカドアゲハ。 待ってて…

生存確認

のために足早に何か所か回ってみた。 満開の桐の花。その昔、娘が生まれたら桐を植え、結婚が決まったら切り倒して、嫁入り道具を作ったそうな。 未だにウスバアゲハという言葉の響きに抵抗を感じるのは、オヤジの証。 きっとヤマトスジグロシロチョウに違い…

ぼんやりしていたら

桜の季節が終了してしまった。ということは近場のギフチョウも終了間近ということ。 未だに県境マタギの移動がタブー視される今日この頃なので、なかなか海を渡るにも思い切りがいる。いろいろとリスキーな世の中になってしまった。 ということで、近場をウ…

8月初頭の

アイノミドリシジミ。十頭ほどが元気に追尾飛行していた。さすがに羽はお疲れ感が否めない。 本当は別の蝶が目的だったのだが、そっちは空振り。 オオムラサキのこの姿を見ると、夏の終わりを実感する。今年は他の蝶同様、少なかった。 コロナも再び盛大に流…

今年は、なかなか梅雨が明けなくて

いつまでたってもジメジメと鬱陶しいなんて文句を言っているのは、人間様だけかもしれない。 少なくとも彼らにとっては一生に一度の夏なんだから、この夏こそが当たり前の夏だ。 曇りだろうが雨だろうが全力で生きる。 スズメバチと勝負!!! カナブンと勝…

この時期、必ず会う地主のおじさんが

今年の大雨が他人事でなくて、ここでもいつ土砂崩れが発生するか気が気でないとおっしゃっていた。 後継者不足で、まったく手入れできていない杉や檜の植林された斜面が、いかに脆弱な物なのかということを、やはり一番よく知ってらっしゃるようだ。 それで…

去年エゾなんて見ちまったもんだから

今年は現場で4時過ぎまで粘らねばならない羽目になってしまった。しかも6月末と7月頭の2週連続で。 一週目は前向きな気持ちもあったのだが、3時過ぎにはエゾハルゼミの応援コールも終了し、曇りで冷たい風の吹き抜けるしんと静まった谷間には、エゾどころか…

人の世界がどうなっていようと

季節は進む。世間の事情に翻弄されてボヤボヤしているとあっという間にシーズンが過ぎてしまう。どうせ人のいない場所に行くのだ。とにかくフィールドに出なければ! 今年は暖冬の影響か、嫌な予感がしていた通り蝶が少ない。 たった一頭だけで飛んでいたカ…