このオオムラサキたちを

撮影するために、私は毎年、ご神木周辺の草刈をしている。一つは撮影のための障害物を無くすため。もう一つは、できるだけ蝶の羽が痛まないようにするため。

 

他人の土地の雑草や笹を、私が私の都合で好き勝手に剪定鋏でザクザク刈っているのだ。

 

そんな無茶を地主さんは、了承してくれた。それどころか、産業的には不必要で邪魔な存在でしかないクヌギの老木を私のために切らずに残してくれている。

 

その上、発生木のエノキも大事に置いていてくれているフシがある。

 

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そんな地主さんの厚意で今年もオオムラサキに会えた。

 

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 地主様、本当にありがとうございます。なにとぞ、いつまでもお元気で、長生きされますように。