オオムラサキに集中していたので、全然気がつかなかった。
どこからともなく、でっかいヒラタクワガタが堂々とやってきた。
おおおぅ。でっかい。天然物としては最大級だろう。しかも今は真昼間だ。
樹液には目もくれず、所在なさげにあっちこっちウロウロしている。
どうやら、ねぐらを探していたようだ。幸いにも良さそうな物件を見つけられたかな?
すると突然、喧嘩が勃発。ガサゴソと響く音が迫力だ。
しかし、相手の圧勝ですぐに終了。相手もヒラタだがやや小さい。
体が大きいと身を隠せる場所も限定されてしまうのだろう。やがて彼は樹洞の奥へ消えていった。